孤独死の案件が集中して来ているため、わりと多忙なライフケアコーポレーションの南山です。
アニメ『怪獣8号』を初めて見ましたが、32歳の主人公の職業が「防衛隊が倒した怪獣の後片付けをする怪獣専門の清掃業者」と知り、妙な親近感を覚えています。
「ずっと清掃員の苦悩が描かれるのかな」と思って楽しみにしていたけれど、やはり少年漫画らしく防衛隊(ヒーロー)になる道を目指すようですね。
でも「後片付けの清掃業という仕事が世間一般に周知されている」という事実は嬉しい、と感じています。
さて、画像は2024年5月14日夜のニュースのものです。
警察庁が今年初めて孤独死の数(の推計)を公表しました。
この業種に就いてまだ短いですが「今まで公表されてなかったんだ!」と驚きの方が強かったです。
個人的に衝撃だったため、すぐにブログに書きたかったですが、遅くなってしまいました…。
詳しいニュースはこちらにありましたので載せておきます。
2024年1月から12月まで65歳以上の孤独死が68000人、とのことですね。
1日に200人弱が孤独死で亡くなっていることになります。
都道府県でさらに割ると「自分の住んでいるところで1日4人は孤独死している」と考えたら、身近な問題だと思います。
しかし、65歳未満の孤独死はどうなるのでしょう?
こういう案件も清掃業をしていて少なくは感じていないため、もう少し数は増えるのでしょうね。
「では、全体の死亡数に対して孤独死はどれくらいの割合なんだろうか?」と私は疑問に感じるのです。
気になったので、ざっと調べてみました。
厚生労働省の人口動態調査のページから、ひとまず2023年の1月から12月までの死亡数を調べてみると、およそ159万人のようです。
68000÷1590000=0.042…ですので「亡くなった方の約4%は孤独死」ということになりそうです。(65歳未満も入れたらもう少し割合は上がるでしょう)
「25人に1人は孤独死で亡くなる」と考えると、学校のクラスに1人は孤独死で亡くなる計算です。
「学級の同級生が少なくとも1人はそのような状況になる」と思うと、とても悲しい気持ちになりますね…。
このことを念頭に置き、初心に戻って、これからも仕事に誠実に励んでいきます。