みなさんこんにちは(^^♪
株式会社ライフケアコーポレーションの藤本です(^^♪
本格的な冬が到来しようとしていますが、皆様は風邪などひかれていないでしょうか?
インフルエンザウイルスも流行しているみたいですので、室内を温めることも忘れずに体調管理はしっかりと行っていただけたらと思っております。
室内を温めるために必須になってくるストーブですが、灯油を使う頻度が多くなればなるほど灯油漏洩事故は多発してきます。
今回は、ホームタンク移設時の接続不良によって発生した、広範囲に及ぶ灯油漏洩事故の作業風景についてお話したいと思います。
最終的には当社が保険会社へ提出した見積書が全額認定され、無事に復旧まで完了しました。
同様の事故でお困りの方へ、参考になる事例として詳しくお伝えします。
1. 発端:ホームタンク移設時の灯油漏洩
ある住宅で、ホームタンクの位置を変更する工事が行われました。
ところが接続部の不具合により、タンクから灯油が漏れ出すという事故が発生。
初期の段階で住人の方が気付き、自分たちで清掃作業を行いました。
しかし灯油特有の強い臭気が消えず、状況は改善しませんでした。
時間が経つにつれて、入居者からは「頭痛がする」という健康被害も訴えられ、専門的な
対応が必要な状態へと発展しました。
2. 現地確認で想像以上の危険値を検知
現地調査を行ったところ、灯油臭が強く残るだけでなく、空間のガス検査で40ppmという
非常に高い数値が検出されました。
これは、一般的な生活空間で求められる安全基準の何万倍にも相当する危険レベルです。
さらに漏洩量を調査した結果、推測で100~150リットルもの灯油が地中や床下へ流れ込ん
でいることが判明しました。
3. 近隣家屋の土壌調査で灯油成分を検出
裏の2軒の住宅と隣接アパート駐車場について床下土壌調査を実施した結果、灯油成分が
検出。
対象範囲は以下の4カ所に及びました。
・漏洩した住宅
・隣のアパート駐車場
・裏の住宅2軒
4. 徹底的な復旧作業
● 住宅の基礎に染み込んだ灯油成分の分解除去
● 室内リフォーム(壁紙・床材交換)
● 消臭剤散布+オゾン燻蒸
● 最終検査(ガス・臭気・土壌)
これらを段階的に行い、安全性を確保しました。
5. 作業完了と引き渡し、そして保険認定
最終確認後、入居者にも安心して生活できる状態となり引き渡し完了。
そして今回、当社が作成して提出した見積書が全額認定されました。
広範囲の作業内容にもかかわらず、事故の深刻度と工程の妥当性が評価された結果です。
まとめ
灯油漏洩事故は、放置すると健康被害や土壌汚染へ大きく発展します。
今回のように早期の調査と専門的な対応が復旧の鍵となり、保険認定にもつながります。
同様のトラブルでお困りの方は早めにご相談ください。