孤独死の現場清掃に入る回数が事務仕事よりも増えてきました南山と申します。というより、前回「現場と事務を半々」と書きましたが、今はほぼ現場です(笑)
12月は師走と呼び、師(僧侶、お坊さん)も走り回るほど忙しいと言われていますが、弊社ライフケアコーポレーションの社員たちも日々多くの現場を走り回っています。
さて、今回は検索ワードについて書きます。ホームページ担当ですので色々なことを調べていますが、関連キーワードに注目してみました。
「孤独死」に関連して「清掃」は分かります。「対策」や「原因」も分かります。
でも「孤独死」に関連して「後始末」というキーワードが出てくることに、違和感を覚えます。
様々な家族事情もあるでしょうからひとまとめに「こうだ!」とは言えませんが、私自身は孤独死の清掃を後始末だとは思っていません。本人は急に死の兆候を感じ、遺したいことを満足にできないまま亡くなったことを考えると、その想いを「後始末」で片付けてしまうのは横暴ではないかと考えます。
孤独死の清掃で私たちが死体を見ることはありません(それは警察等のお仕事になります)。今年8月に入った孤独死の清掃で、亡くなった方のベッドの上に、かなりベタベタな保冷まくらとかなりベタベタな小さいバッグが見つかりました。死因は分かりませんが、察するに熱中症で亡くなり、死ぬ前に大事な物を抱えていたのではないかと思われます。ベタベタなのは、亡くなった方の体液によるものでしょう。実際、バッグの中には貴重品や想いの品がいくつも見つかりました。
これらのことをやっていると「その人が何を大事にして」「どう生きてきたか」等が自然と分かるのです。その人の最後の想いを汲み取りながら、丁寧に作業させていただいております。後始末は「とにかく処理しなきゃ」という感じがして、すごく嫌な気持ちになります。
写真は8月のものではなく最近のものになりますが、亡くなったところの床をはがし、壁紙・クロスにも臭いがついているので、地道に関係するところ全てを対処しているところです。このように取り組んでいる姿も知ってもらいたくて撮影しました。
もし北海道で孤独死など起きた際は、弊社ライフケアコーポレーションがお力になれると思います。よろしくお願いいたします。