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【北海道小樽市】アルコール依存症で自殺した40代男性【若者の孤独死が増えている】

お盆はしっかり休めたライフケアコーポレーションの南山です。
私を色々な面で支えてくれている友人とも会えて、充実した時間を過ごすことができました。

今回は、とある特殊清掃現場と、とあるネットニュースを絡めた内容となります。
ニュースの日付が7月21日で、すぐにでも記事を書きたかったのですが、現在かなり大きめの消臭案件で現場も事務も忙しく、なかなか更新作業に取り掛かれませんでした。

まずはこちらのネットニュースを紹介します。
広がる若者の孤独死 3年間に東京23区で742人確認、発見に死後4日以上が4割超(産経新聞)

内容を要約すると、以下のようになります。

・ここでの若者とは、10~30代を指す。
・平成30年~令和2年の3年間で、東京23区の若者で1人暮らしの自殺や死因不詳などの異状死は1145人。
・そのうち、自宅で死亡した「孤独死」は64.8%(742人)に上っていた。

古めなデータで、東京限定で、1人暮らしに的を絞った内容ですが、単純な計算をすれば「東京だけで3日に2人は若者が孤独死している」ことになります。
これを日本全国で捉えると、孤独死する若者はまだまだいるのでしょう。
死因別の統計は取っていないようですが、孤独死の多くは自殺とみられているそうです。

北海道の小樽市で40代男性が自殺しました。
まずは大まかに物を片付けていきますが、ところどころに気になるものを発見します。

アルコホリズムはアルコール中毒とほぼ同じ意味のようですが「害のある大量飲酒」を指すそうです。
通院の記録も見つかり、中を確認してみると「お酒の力を使って人前に出る場面などを乗り越えてきたけれど、お酒を飲んでいると死にたくなる」ということが分かりました。
どうやらこの方は人と話すことが苦手らしく、学生時代は相当苦労してきたようです。
それが40代になっても尾を引いてしまったことは残念でなりません。

ここで私は、数学者の森毅(もりつよし)さんの言葉を思い出しました。
「人生20年説」です。
「人は一生に4回生まれ変わる」というのです。

思えば、私が大学生になった頃に友達から「一緒にバイトの面接を受けよう」と誘われて新しい世界が開け、40代の頃に特殊清掃の世界を知りました。
人生でずっと同じことをし続けるのは、意外と珍しいことなのかもしれません。
定年になったら、また人生観が変わるのでしょうね。
人生20年説はかなり前向きで救われる考え方だと思います。

この方もある意味生まれ変われたのでしょうが、そんな想いを汲みながら清掃に取り組みました。
床(フローリング)に付着したにおいの元(体液)は大体は床を剥がして除去しますが、今回は最初からフローリングの一部が剥がれた状態でしたので、体液がそのさらに下まで染み込んでいます。
亡くなった方の執念が感じられる現場でした。
においの除去はかなり大変でしたが、最終的には無事消臭を完了させて終了です。

孤独死はどのような方にも起こりうることです。
遺品整理・生前整理や、消臭を含む部屋の清掃・後片付け等、通常のハウスクリーニングよりさらに上のサービスを行っております。
何かお困りごとがございましたら、ライフケアコーポレーション0120-918-696へお電話か、お問い合わせのページまでよろしくお願いいたします。

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